こんにちは、えばと申します。
この記事をお読みいただきありがとうございます。
「既卒就活は新卒の時より厳しい」
「既卒になったらもう正社員は難しい」
なんてことを目にしたことはありませんか?
Googleで「既卒」と調べると
「既卒 人生終了」
など暗い感じの言葉を目にすることがあります。
既卒者は今後就活をする上で、多少なりとも不利を感じることがあります。
そのためこういった暗い言葉で調べる人も多いのでしょう。
では、どういったところで不利になるのでしょうか?
もう正社員になるのは本当に難しいのでしょうか?
今回は僕の既卒就活の経験などを踏まえて、
- 既卒者はなぜ不利になるのか?
ということについてお話していきます。
既卒者は就活でなぜ不利になるのか?
①:求人数の減少
まずは求人数についてです。
既卒者は新卒生、中途採用者と比べ求人数が少ない傾向にあります。
新卒サイトで調べてみると一目瞭然です。
新卒時には応募できたような企業にも、既卒者は応募できないということは普通にあります。
また中途採用者の使う転職サイトでも同様です。
第二新卒の人や中途採用者は普通に応募できるような企業にも、既卒者は応募できないことはざらにあります。
この求人数の差は、既卒就活の不利さに大きくつながっています。
応募できる求人が少ないとその分内定を貰える可能性は少なからず減りますからね。
悲しいことですが、これは仕方ないと思って頑張るしかありません。
②:多少なりとも不信感は抱かれる
次に人事及び企業側からの見方の問題です。
既卒者は新卒生などと比べ、多少なりとも不信感を抱かれることになります。
どうしても
「就活に失敗した」
というのは大きいので仕方ありません。
人事や企業側からは、
「就活に失敗した=何か問題があるのでは?」
という見方をされます。
新卒の内定率が例年9割ほどの中、その残りの1割になってしまった以上仕方ないことではあります。
既卒者としては、その見方を覆せるくらい努力する必要はあるのかもしれません。
そのため、新卒時とまるまる同じ就活の仕方では苦労する可能性はあります。
新卒時以上に自己分析をし、就活においての完成度を高める必要はありそうです。
③:新卒生や中途採用者と比べられる
次に、枠を争う人達との比較についてです。
既卒就活では、新卒サイトと転職サイトの両方を使うことができます。
「新卒時より有利じゃね?」
と感じた人もいるかもしれません。
確かに新卒生は転職サイトは基本的に使いません。
ただそれは新卒サイトのみで完結できるからであって、別に有利になったわけではありません。
両方のサイトを使えるというのは既卒の唯一の利点かもしれません。
ただ、新卒サイトを使えば新卒生と、転職サイトを使えば中途採用者と枠を争うことになります。
正直言って、既卒者は新卒生や中途採用者より圧倒的に不利です。
新卒サイトでは、どの企業も基本的に「新卒生」をメインに採用を考えています。
そのため、「既卒者」は新卒生より苦しくなります。
新卒生と既卒者でどちらを採用しようか迷った時、ほぼすべての企業では新卒生を採ります。
就活に失敗したということはそれほどまでに大きくかかわってくるんです。
また転職サイトでは、基本的に中途採用者を採用することがメインです。
既卒者も応募できる企業は数多くありますが、やはり中途採用者よりは厳しいものになります。
転職サイトの求人では、基本的に「即戦力」というのは大きく求められるものになります。
中途採用者や第二新卒者は、社会人としてのマナーは基本的に身についています。
社会人経験もあり、実務経験もある。
こういう人に対し、既卒者は社会人経験もなければ実務経験もない。
社会人としてのマナーもこれから身に着けることになります。
あなたがもし人事だとして、第二新卒の人と既卒の人で採用を迷ったらどちらを採用するでしょうか?
おそらくほとんどの人は第二新卒者を採るでしょう。
既卒者のほとんどは20代で、「若い」というのは大きな武器です。
ただ第二新卒者も基本的に20代で、若いという武器だけでは戦えません。
結果、既卒者より第二新卒の人のほうが転職サイトでは圧倒的に有利です。
新卒サイトでも転職サイトでも、多少不利な戦いを強いられることになります。
④:モチベーションの問題
最後にモチベーションの問題についてです。
ここに関しては完全に個人差があるので、読み飛ばしていただいてもかまいません。
分かるなあと思っていただけそうな方は、是非ここも読んでもらえたら嬉しいです。
既卒生は新卒生や中途採用者と比べ、就活のモチベが少し低くなりがちです。
「1年就活をしてもうまくいかなかった」
という大きな挫折を味わった以上、仕方ないことではあると思います。
この経験から、
「どうせ頑張っても内定なんて貰えない」
と思ってしまう人は少なくありません。
新卒生は基本的にモチベは高いです。
初めての就活で緊張したりすることはありますが、内定獲得に向け日々奔走しています。
中途採用者も同様、新しい職場を探すために手の空いている時間は転職活動をしています。
既卒者が彼らより多く与えられているものは「時間」です。
新卒生であれば、大学や専門学校の講義や卒論をこなす必要があります。
中にはバイトまでして頑張っている人もいることでしょう。
中途採用者の多くはまだ働いていて、昼間は企業で仕事をしています。
そんな中既卒生は、バイトをしているか家にいるかくらいです。
「時間」という面だけは、既卒者が圧倒的に有利です。
それなのに内定率が低いのは、もちろん能力面や求人数、人事からの見方もありますが、モチベの低さも大きいと思います。
まとめ
今回は、既卒は就活においてなぜ不利になるのかについてお話していきました。
いかがでしたでしょうか?
悲しいことに、既卒者はどうしても就活では不利になってしまいます。
ただ、内定を全くもらえないということではありません。
内定率は約45%と低めですが、それでも10人に4-5人は内定を貰います。
内定を貰えるかどうかは本人の頑張り次第です。
もしあなたが既卒なのであれば、内定を貰えるように一緒に頑張っていきましょう。
エージェントなどを頼ってみるのも一つの手だと思います。
僕自身も既卒就活をしているので、いい報告ができるように頑張ります。
今回は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
またほかの記事もお読みいただけたら幸いです。